ゴシゴシ磨きは歯の大敵！歯を長持ちさせるには？

こんにちは。
厳しい暑さのこの時期にはヘチマが旬を迎えます。

現在では食用として栽培されていますが、かつては乾燥させたヘチマをタワシ代わりに、ゴシゴシ体や食器を洗うことに使っていたそうです。

食器であればゴシゴシ洗っても怖いませんが、実は歯にとって「ゴシゴシ磨き」は大敵。歯の寿命を縮めてしまう原因になるのです。

ゴシゴシ磨きは効果なし？

歯をきれいにしようとして、強い力で歯ブラシを押し付けるように磨くのは逆効果です。
毛先が広がってすき間ができてしまい、歯の表面の歯垢に歯ブラシが当たりにくくなってしまうため、汚れを落とすことができません。

さらに広がった毛先によって歯ぐきを傷つけてしまい、歯ぐきが下がって歯の根が露出する原因にもなります。
露出した歯の根（象牙質）はむし歯のリスクが高く、一度むし歯になるとどんどん進行してしまいます。

毛先の広がりで力加減がわかる！

歯みがきをするときの理想的な力は 150g〜200g といわれています。
この力加減は、指先に血が少し白くなるくらいの軽い力です。

「どんなに軽い力でいいの？」と思うかもしれませんが、毛先がきちんと歯に当たれば、汚れはしっかり落とせます。

ポイントは持ち方！

上手な歯みがきのコツは2つ。

1. 歯ブラシを鉛筆を持つように軽く持つこと

2. 強い力ではなく小刻みに動かすこと

その際、「ペングリップ」といって、歯ブラシをつまむように持つと力が加わりにくいのでおすすめです。

当院のブラッシング指導では、

• 「お一人おひとりに合わせた磨き方」

• 「歯ブラシの選び方」

などをご提案させていただいております。
ぜひお気軽にご相談ください。