子どものはぎしりについて
子どもの歯ぎしり(学術的には小児性ブラキシズム)はよく見られる現象で、多くの場合は成長の一部として一時的に起こるものといわれています。
成長や発達の一環で顎の成長や歯列の発達によるもので、成長による歯列の変化と矯正による変化もあるのでこの変化に体が適応しようとして歯ぎしりが起きることがあります。
特に新しい歯が萌出した直後や、咬合が安定していない時期に多く見られます。
咬み合わせの異常
上下の歯が適切に咬合していない場合、歯ぎしりが起こることがあります。これは、咬合を「調整」しようとする身体の自然な反応です。
精神的・心理的ストレス、あと緊張も関係します。
子どもでも、学校生活や友人関係、家庭内の変化(引っ越し、兄弟の誕生など)が原因で、無意識に歯ぎしりをすることがあります。子ども自身がストレスをうまく言葉で表現できないため、身体の反応として表れることがあります。あとは新しい環境への適応
幼稚園や学校への入園・入学、新しいルールの導入など、適応に伴う緊張が影響する場合もあります。
睡眠時の要因
睡眠パターンの乱れ
睡眠が浅い、もしくは夜間に覚醒しやすい子どもに歯ぎしりが多く見られる傾向があります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)や鼻詰まり、口呼吸の影響で、無意識に歯ぎしりをしている可能性も。
中枢神経系の興奮
活発な日中活動やテレビ・ゲームなどの刺激で、脳が興奮状態のまま眠りについている場合、歯ぎしりが起きやすくなります。
消化器系の不調
お腹の張りや胃の不調が原因となる場合もあります。特に夜食や食べ過ぎが影響することがあります。
歯や顎の違和感
歯の生え変わりや萌出痛
乳歯から永久歯への生え変わり期に、歯や歯肉に違和感を覚えると、それを解消するために歯ぎしりをすることがあります。
虫歯や歯の異常
痛みや違和感を無意識に緩和しようとする反応として歯ぎしりが起きる場合もあります。
アレルギーや鼻詰まり
鼻呼吸ができず口呼吸になることで、呼吸を確保するために睡眠中の歯ぎしりが起こる場合があります。
小児の睡眠時無呼吸症候(SAS)で、
子どもでもSASがある場合、酸素不足を補おうとする身体の反応で歯ぎしりをすることがあります。
その他の疾患で神経系疾患や筋緊張の異常が関与していることもまれにあります。